トリコナーサナは、ヨガ教室などではわりとよく出てくるオーソドックスなポーズです。
ヨガの写真などを見ると、このトリコナーサナを行っている写真を見ることが多いのではないかと思います。
行うのが、ものすごくむずかしいポーズというわけではありませんので、初心者の方も挑戦していただきやすいポーズになるかと思います。
では、さっそく、トリコナーサナについて、ご紹介していきましょう。
トリコナーサナとは?
トリコナーサナとは、三角のポーズと呼ばれるポーズです。
腰回りのぜい肉や、背中まわりの余分な肉を引き締めてくれる効果の他、基礎代謝が上がりますので、ダイエット効果も期待できます。
また、お腹の血行がよくなるため、便秘の解消にもつながります。
新陳代謝もよくなるので、美肌効果も期待できますし、老廃物などもスッキリと流すことができます。
胸を開くので積極的な明るい気持ちにもなる、健康のためにぜひとも挑戦したくなるポーズです。
トリコナーサナのやり方
では、さっそくトリコナーサナを行ってみましょう。
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1まっすぐの線を見つけましょう。
フローリングの線でもいいですし、ヨガマットを持っていらっしゃる方は、ヨガマットの端を使ってもいいですよ。
線を両足ではさむようにして立ちます。背筋を伸ばし、まっすぐに立ちましょう。
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2右足を後ろに引きます。
この時、右足の土ふまずが、線の上に来るようにします。
つまさきは、やや外側に向けましょう。
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3おへそを真横に向け、両腕を真横にまっすぐのばします。
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4そのまま上体を、左脚の方に倒します。
左手で、左足の甲をさわるのが理想的ですが、もし、できないという方は、すねなどをつかむだけでかまいません。
右手は天井に向かって まっすぐ伸ばしましょう。
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5視線は、右手に向けていきます。
そのまま、深く呼吸をしながら、10秒~20秒キープしましょう。
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6ゆっくりと上体を起こして、最初の直立に戻ります。
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7足を入れ替え、反対側も同じように行いましょう。
トリコナーサナのポイント
トリコナーサナを行う上で、何よりも大切なポイントは、正しい形で行うということです。
一番重要なことは、真横に身体を向けたら、そのまま、ポーズが終わるまで、しっかりと身体を真横に向けておくということ。
上体を倒した時に、肩が前にかぶさっていませんか。
それはいけません。
肩は前にかぶらさないように気をつけて、天井の方にあげる手は、真上にしっかりとまっすぐにのばしましょう。
ひじが曲がらないように気をつけます。
また、おしりが後ろにつきだしたりしていないでしょうか。
おしりが後ろにつきだすのもいけません。
おしりが後ろにつきださないように気をつけましょう。
両足は、均等に体重をかけることができているでしょうか。
どちらかの足に体重がかかりすぎていませんか。
体重は、両方の足に均等にかけましょう。
そして、両方の足で地面をしっかりとふみしめ、ぐらつかないように気をつけます。
無理をして、上体をいっぱい倒そうとしなくていいのです。
上体をたくさん倒さなきゃと思うと、肩が前にかぶさってしまったり、おしりが後ろにつきだしたり、足がぐらついたりしてしまいます。
ですから、手で足をさわるのが無理だという方は、すねの辺りや、ひざの辺りをつかむだけでもかまわないので、とにかく、身体を真横にしっかり向けておくということと、腕をしっかりのばすということ、両方の足でしっかりと立つということを、心がけましょう。
また、呼吸を止めてはいけません。
がんばりすぎてしまったり、夢中になってしまうと、ついつい、呼吸をすることを忘れてしまいます。
ですが、呼吸を止めてしまうと、筋肉が気持ちよく伸びませんし、効果も半減してしまいます。
意識して深く呼吸をしておくようにすると、ポーズの効果が倍増します。
トリコナーサナの注意点
トリコナーサナが健康に良いからといって、やっきになってやりすぎてはいけません。
何度も何度も、必死になってやりすぎると、逆に身体を痛めてしまうこともありますから、注意しましょう。
一日に一回だけでも十分だと思います。
また身体を痛めている時には、トリコナーサナを行うのは控えましょう。
間違ったやり方をすると、トリコナーサナで得られる効果が半減してしまいます。
せっかくですから、正しいやり方を身につけたいですよね。
自分で行っていると間違ったやり方がクセになってしまうこともありますので、できれば、ヨガ教室などに通って、インストラクターの先生に見ていただいた方が安心です。
もしも、ヨガ教室に通う時間がないという方は、鏡を見て、自分をチェックしてみるのも良いでしょう。
まとめ
トリコナーサナは、健康のためにもぜひ挑戦したいポーズですし、そんなにむずかしくはないので、初心者の方も行ってほしいポーズです。
正しいやり方でトリコナーサナを行い、より、美しく健康な自分を目指しましょう。